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恋愛スタイルと性格の関係
恋愛・人間関係

恋愛スタイルは性格で決まる?6つの愛のかたちと相性の話

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なぜ人によって「好き」の形が違うのか

同じ「好き」でも、人によって表現のしかたはまるで違います。毎日LINEをしないと不安な人もいれば、週に一回会えれば十分という人もいる。相手のためなら何でもしたいと思う人もいれば、お互いの自由を尊重したい人もいる。

この違いはわがままでも性格の不一致でもなく、そもそもの「愛し方のスタイル」が違うだけかもしれません。

心理学者ジョン・アラン・リーは、愛のかたちを6つの基本スタイルに分類しました。自分がどのスタイルに近いかを知っておくと、パートナーとの関係で無用な摩擦を減らせることがあります。

エロス(情熱的な愛) — 一目惚れと情熱の恋

カフェで偶然目が合った。それだけで心臓がうるさくなって、その日一日ずっとその人のことを考えている——映画みたいな話だけど、エロスタイプの人にとっては珍しい出来事ではありません。

外見や雰囲気に一目で心を奪われ、恋愛初期の高揚感がとにかく強い。情熱が原動力なので関係の加速が早いぶん、燃え尽きるのも早い傾向がある。長期的に続けるには、情熱だけでなく信頼や友情の要素も育てていく必要があるでしょう。

サプライズ、手紙、記念日。そういった「特別感」がないと物足りなくなるのがこのタイプ。ロマンチックであること自体が、愛情の確認手段なんですよ。

ルダス(遊びの愛) — 恋愛をゲームのように楽しむ

ルダスは、恋愛そのものを楽しむスタイル。深い感情的なコミットメントよりも、恋のプロセスを遊ぶように味わいます。

「軽い」とネガティブに捉えられがちですが、恋愛に束縛されずに人生全体を楽しむというポジティブな面もあります。複数の相手と同時に関係を持つというよりは、ひとつの恋愛に人生を賭けないスタイルと理解したほうが正確でしょう。

このスタイルの人がエロスタイプのパートナーと付き合うと、温度差でぶつかることが多いです。「もっと真剣に向き合ってほしい」と求められるのが窮屈に感じるタイプ。

ストルゲ(友愛的な愛) — 友達から始まる穏やかな愛

大学のサークルで知り合って、最初は本当にただの友達だった。一緒に課題をやって、たまにご飯を食べて、気づいたら毎日LINEしていて——「あれ、これって好きってことか?」と自覚したのは出会いから1年後。ストルゲタイプの恋愛は、だいたいこういう始まり方をします。

劇的な一目惚れはないけれど、安定感があって長続きしやすいのが強み。信頼と安心感がベースにあるから、結婚相手として理想的だとする研究もあるほど。

一方で、エロスタイプのパートナーから見ると「本当に好きなの?」と不安に思われがち。ときめきの代わりに安心感で愛情を示すタイプなので、自分なりの表現をきちんと言葉にする工夫が要る。

プラグマ(実利的な愛) — 条件と相性で冷静に選ぶ

婚活アプリのプロフィール欄——年収、学歴、居住地、休日の過ごし方。これを眺めるのが苦にならない、むしろ効率的だと感じるなら、プラグマの素質があるかもしれません。

冷たいように聞こえるかもしれないけれど、結婚生活は感情だけでは乗り越えられない場面がたくさんある。生活リズム、金銭感覚、子育て方針。こうした現実的な相性を最初から考慮に入れるプラグマスタイルは、長期的にはうまくいく可能性が高いという側面もあるんです。

気をつけたいのは、条件に合う相手を見つけても「好き」の感情がまったくないと続かないということ。プラグマとストルゲのバランスが取れると、地に足のついた幸せな関係になる。

マニア(熱狂的な愛) — 相手がすべてになる恋

LINEを送って既読がつかない。5分。10分。「もしかして怒ってる?」「他の誰かといるのかな」——たった10分の未読で頭の中がこの調子になるなら、マニアタイプの傾向が強いかもしれません。

愛情が深いぶん、相手にとっては「重い」と感じられることも。自分の感情に振り回されて、冷静な判断ができなくなる場面も少なくない。

根っこには「自分は愛される価値がないのではないか」という不安があることが多く、恋愛の問題というよりは自己肯定感の問題として向き合ったほうが解決に近づきます。自分を大切にできるようになると、相手への執着も自然と和らいでいく。

自分の恋愛スタイルを知ることの意味

自分のスタイルを知るために、いくつか問いかけてみてほしい。

恋人からの連絡が1日なかったとき、不安になるか、気にならないか。パートナーに求めるものを3つ挙げるとしたら、「ときめき」「安心感」「条件の一致」のどれが最初に来るか。恋愛で一番つらいのは「飽きられること」か「束縛されること」か。

こうした問いへの答えに、自分のスタイルが透けて見えるはずです。「連絡が少ないから愛されていない」と感じるのはマニア寄りの解釈であって、相手がストルゲタイプなだけかもしれない。「条件ばかり気にするなんて冷たい」と思うのは、自分がエロスタイプで情熱を重視しているから。

スタイルの違いを「性格の不一致」と決めつけるのではなく、「愛し方の翻訳が必要なだけ」と捉えること。完璧な相性は幻想で、大事なのは歩み寄れるかどうか。その第一歩は、自分を知ることに尽きる。

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